今回の呼びかけと並行して、メディア評価を手掛けることにも期待する

2012年10月11日

松田隆利氏(法政大学特任教授)

 「私たちは政治家に白紙委任はしない」という呼びかけは、政治も政党も十分に国民の期待に応えられない、つまり、日本が今、大変困難な時期に来ているということから、言論NPOがこの呼びかけを行っているのだと思います。そのためには、国民が民主主義を強く主張し、あるいは社会を強くしていく、ということでいろいろな機会をとらえて主張していくということが非常に重要だろうと思います。この言論NPOが行っているマニフェスト評価や、今回の「私たちは政治家に白紙委任はしない」という呼びかけなど、色々な主張をされていくことで、非常に大きな役割を果たしていだけるのではないか、と期待しています。

 さらに、言論NPOの活動としてやっていただきたいと思うことは、言論のNPO、言論に関するNPOということで、新聞やテレビ、様々な報道機関がありますが、このメディアが社会、政治を大きく変えていっています。それがいいことなのかどうか、メディアの大きな力を言論NPOとして、まさにNPOとして評価していく、ということが非常に重要ではないかと思っています。そういう点を期待していいきたいと思っています。ぜひ頑張ってください。

 「私たちは政治家に白紙委任はしない」という呼びかけは、政治も政党も十分に国民の期待に応えられない、つまり、日本が今、大変困難な時期に来ているということから、言論NPOがこの呼びかけを行っているのだと思います。