世界の課題に挑む

「東京会議」参加シンクタンクのトップが感じた会議の意義と、今後の可能性

このエントリーをはてなブックマークに追加

仏の情勢も不透明だが、これからEUそのものが課題に直面する

MHI_4742.jpgトマ・ゴマール
(フランス国際関係研究所)

工藤:ありがとうございました。東京会議に参加して、どのような感想をお持ちですか。


成功した今回の東京会議

ゴマール:第1回にも関わらず、大成功だと思います。G7にインド、インドネシア、ブラジルと言う形で凄くいいシンクタンクが参加していました。それから、選ばれたトピックスも凄くよくて、タイムリーな話題でした。今、民主主義が大きなチャレンジを深く受けている現状で、かつ、民主国家が今問題を抱えているということで、凄くよかったと思います。

工藤:今回のテーマは、自由と民主主義という問題なのですが、特に、今回、G7に対するメッセージを出しました。ゴマールさんは、フランスの事情も踏まえながら、民主主義はどういう問題を抱え、自由と民主主義を私たちはどのように考えればいいとお思いですか。


EUプロジェクトの未来に向けて、EU各国は連携を強める時期

ゴマール:フランスの場合、今、政治的に不透明感が出てきています。大統領選が5月に行われることになりますが、この時点までは政治的には見えない状況が続いていくと思います。極右政党のマリン・ルペン氏が勝つ可能性もあるわけですから、フランスの情勢は非常に不透明であるというのが現状です。

 また、大統領選のみならず、EUというプロジェクトの未来、ドイツでも選挙が行われますが、そちらが果たしてどうなっていくのか、ということが非常に大きな課題になってくると思います。ただ、EUという大きなプロジェクトについては、ブレクジットがあったものの、しっかりとした決意を持って進めていかなければいけないと思います。なぜなら、民主主義にとってもそうですし、EUプロジェクトの未来にとってもドイツ、イタリア、並びにその他のEU諸国としっかりと連携を強めなければいけない時期だと思います。

工藤:今回は、我々は自由と民主主義を守り、発展させる立場でいろいろなチャレンジをしてきたのですが、ご協力に本当に感謝します。これからも、いろいろな形で協力しながら、やっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。


1 2 3 4 5 6 7 8 9 
このエントリーをはてなブックマークに追加

言論NPOの活動は、皆様の参加・支援によって成り立っています。

寄付をする

Facebookアカウントでコメントする

Facebookアカウントがない人はこちらからご投稿下さい。

コメントする

初めての方へ

「世界の課題に挑む」の考え方、活動例

言論NPOは、世界各国が共有するグローバルな課題の解決に向け、世界の主要シンクタンクによる国際会議に参加して議論を行っています。こうしたネットワークを活用し、日本国内においても有識者と連携した議論形成を目指すと同時に、議論の内容を英語で公開し、日本の多様な意見を世界に発信しています。2016年には、国際シンポジウム「東京会議」を開催し、世界のシンクタンクと地球規模課題について議論を行います。

アクセスランキング

  1. 訪米を終えて ~アメリカで実感した民主主義の力~(工藤ブログ)
  2. 【座談会】アメリカ、ドイツ、中国、インドネシア4カ国、有識者約100氏との対話を振り返って―言論NPOのミッションへの共感と対話の基盤ができた1カ月間の旅-
  3. 【座談会】「トランプ政権と北朝鮮問題」~もはや核開発阻止は無理、米国が目標を変えたとき何が起こる?~
  4. 【座談会】「トランプ政権100日の評価」~行動が予測できない"危険な"大統領~
  5. 世界25ヵ国の頭脳が評価した「国際協調進展の通信簿」最優先課題はテロとの戦いと国際的な武力衝突の防止~CoCレポートカード総論~

言論NPOは多くの方のご支援や協力に支えられています

カテゴリー一覧

ソーシャルでつながる

言論ブックショップ

未来選択:マニフェスト評価専門サイト

東京-北京フォーラム公式サイト

エクセレントNPO


ページトップに戻る