2008年08月22日
「第4回 東京‐北京フォーラム」の準備状況について
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「第4回 東京‐北京フォーラム」の準備状況について 聞き手: |
「第4回 東京‐北京フォーラム」まで残り一ヶ月を切りましたが、準備の進行状況はいかがですか?
急ピッチで進めているところです。進行中の日中世論調査の分析に関しては、結果を9月8日に記者発表する予定です。今回の調査結果で明らかなのは、日本側の中国に対する認識があまり良くないこと。その原因も含め僕たちが責任を持って分析しています。非常に面白い内容ですので、ご期待頂きたいと思います。
もうひとつの大きな準備状況としては、日中のパネリストがしっかりと固まっていないという問題がありますが、中国側からは約50名の有識者が参加するという話がもう来ており、確定作業も大詰めの段階です。この2・3日で中国側のリストが完成するでしょう。日本側は今、約70名のパネリストが候補に挙がっていて、絞り込みの段階です。
今回僕が重視する試みの一つが「メディア対話」です。日中間の課題としてひとつ大きいのが、両国の報道のあり方です。オリンピック、食の安全など、中国関連のイシューがたくさんありましたが、それらに対する報道の在り方に関して色々疑問があって。これを世論調査の結果をふまえ、「メディア対話」という分科会できちんと議論しようと思っているのですね。このメディア対話では、インターネット会議方式を採り、色んな人たちが参加する仕組みを取り入れて、オープンな形で議論を展開するつもりです。
その他にも、今回はふたつの新しいテーマの下で議論を行います。ひとつ目は食料の対話。この前の食品の安全の問題、また世界的な食料の需給問題、これらの非常に大きな問題を、日中が本格的に議論するのはこのフォーラムが初めてです。ふたつ目は地方の対話。僕たちは国レベルの議論を民間の対話として行っている―つまり、お互いの国にとっての課題を乗り越えるため、日中関係を中心に色々な議論を作っている訳ですが、地方間の対話というのもあっていいじゃないかと思っていて、これを今回初めて設けます。中国からは市長が2名、日本からは知事が4名参加を表明していますし、かなり質の高い議論が期待できます。
また、僕たちが中国側に新たに提案したことがあります。現在、「オリンピック後の中国」がひとつのテーマとして世界の注目を浴びています。自国の経済なり政治を今後どう運営していくのか。ちょうど今年は「改革・解放」政策の30周年です。そこで中国の経済の歩みを―過去と現在、そして未来に向けて―中国が政府、党としてどう考えているか、これをきちんと説明してほしいと中国側に依頼したのです。しっかり説明のできる人を派遣するという話ですので、僕たちはその人との議論を中心に据えて講演会方式のフォーラムを行います。ここでの話をベースに、マクロ経済の議論が徹底的に行われます。
他にも環境問題、安全保障など、とにかく盛りだくさんのテーマの下で議論を準備しています。かなり大変ですが、オリンピックの直後に日中間でここまで大規模な民間対話が動き出すというのは、実は驚くべき話です。僕たちは日本だけではなく、世界が注目するレベルの議論を今作ろうとしているのです。
こうした議論を広く皆さんに伝えていくために、「第4回 東京‐北京フォーラム」の公式ホームページを立ち上げました。会議参加者の募集も公式ホームページ上で行っています。全体会議に分科会、いずれも席に限りがあります。全体会議に関しては色々な人たちを招待しようと思っていますので、言論NPOのホームページを見て「この議論を聞きたい!」と思った方はぜひ申し込んで頂きたい。また、実はもうひとつ、議論への参加方法があります。現在、メディア対話における世論調査をベースにした議論に関して、来場せずとも自宅で、僕たちの会議を見て議論に参加する仕組みを構築中です。さっきインターネット会議方式という形でご紹介しましたが、日中合わせて2000人の方を、登録者として募集しようという試みです。自宅、または職場で議論を聞きたい・議論に参加したいという人たちは、ぜひご登録ください。
2008年07月31日
第4回 東京‐北京フォーラムまであと47日を切りました
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第4回 東京‐北京フォーラムまであと47日を切りました! 聞き手: |
本日、「第4回 東京-北京フォーラム」の実行委員会が開催されましたが、いかがでしたか。
中国では熱い北京オリンピックの季節が始まりますが、その直後に中国から大訪日団が日本に来ます。フォーラムまであと47日を切り、記者会見も終え、言論NPOにとっての熱い季節もこれからが本番だなという感じです。
昨日は最後の実行委員会と記者会見が行われましたが、実行委員会にはオブザーバーを併せて45人ほど来ていました。日本の各界を代表する日本の有識者が、手弁当で参加し、この日中の民間対話という歴史的事業に参加していただいているわけです。改めて「東京-北京フォーラム」は多くの人に支えられているんだなと思いました。
やはり思い出すのは、05年の反日デモにより、政府間関係が悪かったときに、日中間のほとんどの民間の交流事業が停滞してしまいました。その時、この状況を打開するため、本気の対話をしようという動きにつながったわけです。
僕たちのこのフォーラムは、友好という儀礼的な対話ではなく、本当に日中間の課題について議論をするんです。本気で議論し合うので、その議論が日本や日中間、ひいてはアジアの未来に関して、非常に重要な論点を議論しているので、どんどん輪が大きくなっています。
今日は中国側のパネリストがまだ確定していないので公表できなかったのですが、中国側の打ち合わせでは、閣僚級を含めた50人位の中国人が、オリンピックの直後に日本に来ることを検討していると聞きました。
このフォーラムに問われているのは、知的な交流のレベルをもっと上げることだと思っています。日中間は歴史的にも特別な関係にありますが、それを世界的な視野からも見詰め直し、お互いがその課題に関して真剣に対話することも必要です。
今回のフォーラムでは、経済、環境、食料、地方、安全保障について徹底的に議論しますが、そうした視点からも質の高い議論を行っていきたいと思っています。
また今回のフォーラムでは、いろいろな工夫をして議論がより広く公開できるようなことを考えています。例えば、当日会場に来られない両国の人たちにも、インターネットを通じて議論に参加できる仕組みを初めて導入します。日中の両国民の意識を探るために世論調査を今回も行っていますが、この世論調査を軸とした日中の相互理解の議論に、より多くの人たちに参加してもらいたいからです。
この仕組みは7月14日の民主党とのマニフェストフォーラムで、一度実験してみたのですが、まだまだ改善しなければいけないと思っています。いずれ議論の参加方法を皆さんに呼びかけますが、ぜひ申し込んでいただければと思っています。
私は日中間の民間対話が、本気の議論を通じて、日中間だけではなくて、世界的で大きな視点から日中関係を議論できるような、そういう段階に進まなければいけない時期に来ている気がします。グローバリズムの中、世界経済も非常に厳しい状況で、この前のサブプライムローンの話や食料不足、資源問題も含めて、世界的な課題が非常に大きくなっていまして、そういうことも日中でどう考えていけばいいかという議論もできるかもしれないし、日中そのものの課題もあるだろうし、さっきの国民間の感情の問題とかね、そういうことに関して真っ向から僕は議論していこうと思っています。
手伝ってくれるボランティアの人がまだまだ不足しておりますので、これから募集もしますので、ぜひこの民間の対話、本気の議論をバックアップしたいという人は、来ていただければと思っております。
(文章は、動画の内容を一部編集したものです。)
2008年07月29日
東京に戻ってきました
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四川省からやってきたパンダを見てきました。 |
東京に帰ってこられて数日経ちましたが、体調等いかがですか
僕は日本に帰ってきてすごく疲れました。訪中で疲れたのではなくて、東京に帰ってきたら北京より暑くて。日射病になった感じで、眩暈はするし、本当に疲れました。確かに、中国は暑いんだけど、こんなに日差しは強くなかったですね。朝とか夜はそれなりに対応できたけど、東京の暑さは半端じゃないですね。中国にはこうした強い日差しがないから、どっちが正常なのかわからないけど。とりあえず東京の暑さは半端ではないですね。皆さん体調管理には気をつけましょう。
さて、今月20日から「第4回東京-北京フォーラム」に向けて訪中されましたが、3日間どのように過ごされましたか。また、今回の訪中の具体的な成果についてお話いただけますか。
オリンピック直前の北京は整然としていて、交通量は少なかったです。というのも、ちょうど僕たちが行った日まで交通制限(8月17日~20日の4日間)をしていたんですね。オリンピックを控え環境問題を含め全てに取り組んでいるのが分かりました。それに、晴天ではないものの、太陽とお月様が綺麗に見えましたしね。また、街にはいたるところにボランティアの人たちがいました。北京はオリンピックの準備一色ですが、僕は直後に行われる、「東京-北京フォーラム」もそこまで迫ってきたなと改めて実感しました。
今回のフォーラムで一番心配していることは、日本側で考えている議論に見合った人たちが、中国側のパネリストとして参加できるかどうかということでした。中国の要人には渡航制限がかかっています。でも、かなりハイクラスの訪日団を中国側は検討していたことが分かり、ひとまず胸をなでおろしました。その結果は、来週30日の記者会見で、皆様にはご説明することになりますが、例年にないぐらいの大訪日団になると思います。今回のフォーラムは、オリンピックが終わった直後に開催され、今後の中国の経済運営や食料、環境問題など、世界が注目する様々な課題があります。そうした課題での真剣な対話が始まるんだという、手ごたえを感じて帰ってきました。
このフォーラムは05年の反日デモという最も深刻な時に、日中間での様々な課題を真剣に議論するため、立ち上がりました。昨年までの3回を通じて、ある程度定着しつつあると思っています。それをさらに次の段階に進め、発展させるためいくつかのことを考えています。
まず、もっと両国の国民の人たちに当日参加をしてもらったり、Webを通じて一人でも多くの人に見てもらえるような仕組みをつくりたいと思います。また、抽象的なテーマではなく、現実的なテーマや身近なテーマについて経験を出し合い議論したいとも思っています。世論調査もすでに集計が始まっていますが、こうした両国民間の相互認識に関しては、会場外にいる方も議論に参加できないかと考えているところです。
北京に滞在中に議論に行ったのですが、その中で日中の知的な交流はもっとレベルを上げないといけない、という意見がありました。その意味で僕たちの「東京-北京フォーラム」にかなり期待している人が多いこともわかりました。
この民間対話は日中のトラック1・5としてもその役割を果たさなくてはならないと、思いました。
それから、今回の訪中では時間があったので、四川省からやってきたパンダを見に行き、対面してきました。本当に5分間、僕はパンダとにらめっこしたのですが、何か目がとても印象的でした。
聞き手:学生インターン 高田玲子
2008年07月20日
今日から中国に行ってきます!
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今日から中国に行ってきます! |
第4回の「東京‐北京フォーラム」が9月に行われますが、言論NPOは今、急ピッチでその準備に追われています。
今月30日に実行委員会を開いて、フォーラムの概要を最終決定し、記者会見でも発表しようと思っていますが、その前に決めなければならないことがまだたくさんあるんですね。中国はオリンピックの直前で、この前の地震のことなどもあって、日本と中国のパネラーに関する最終的な打ち合わせがまだ進んでないんですね。それを僕は明日から北京に行って、それらを協議をしてきちんと固めようと思っています。
この前、中国からパネラーの一次案がリストとして届きましたが、それを見ると省庁の関係者や政治家、ジャーナリストなどが集まり、総勢50名ほどの大訪日団になる可能性があります。それを迎えるために、日本側も議論づくりにしっかり取り組まなければなりません。
今回の訪中は3日間という短い期間なんですが、その中でカウンターとなる中国側のチャイナデイリーや新聞弁公室などと、できる限り打ち合わせをしてくるつもりです。今回の訪中で成果があれば、フォーラムそのものが成功するということはまず間違いないので、何としてでも頑張ってきます!
北京は今ものすごく暑いんだそうで、本当の話かはわかりませんが、最高気温が連日40度くらいになるらしいです。僕は今週民主党と議論したばっかりということもあって、かなりバテている状態なんですが…でも何としてでも頑張ってきます。短パンか何かで行こうと思います(笑)
帰国したら、今回の訪中の成果を皆さんに報告します。30日に行う記者会見で、いよいよこのフォーラムが動き出します。今年もよろしくお願いします。
2008年07月16日
言論NPO 対 民主党 『第1回 マニフェストフォーラム』 を終えて
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マニフェストフォーラムを終えて(1) 聞き手: |
今日(7/14)、民主党の議員と言論NPOのマニフェスト評価委員を招いて第1回マニフェストフォーラムを開催しましたが、いかがでしたか。
まず、言論NPOの評価委員の四人(生源寺眞一氏、齊藤誠氏、土居丈朗氏、西沢和彦氏)が出たのですが、やはり良い評価をしようとしていていい質問をしていました。しかも、それに対して民主党の次の内閣の大臣となる議員の人も、とても誠実に答えていた。話は一応かみ合ったし、内容は別にしてもきちんと説明しようとしていたので、僕としてはこうした民間側と政治との政策論をめぐった対話は非常に大切だと思いました。それがすごく印象的で、是非次につなげたいし、自民党ともやりたい。今日は農業、財政、社会保障、年金がテーマでしたけど、外交や安全保障もやりたいと思っています。その意味で、今日はこれからの始まりというか、きっかけの日になったと思います。
今回は、政治家と評価委員の対決とあわせて、初めての試みとしてネット会議システムを使って、ウェブ上で一般の方にご参加いただきましたが、手応えはいかがでしたか。
僕も司会をしながらウェブ上での動きは見ていました。告知の問題もあって参加者は少なかったんですが、チャット方式や、(実験的に投入した)アンケートもきちんと答えている。また会場での政治家の話を聞きながら、それに対する質問にも答えていて、しかもそれが結構いいところを突いているんですね。やはり、政治家の政策をきちんと見ようと思っている人が今回参加してくれたのだと思います。その点でも良かったと思います。
これをもっと広げていって、いろんな人たちが参加していけるようにしたいと思いました。
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マニフェストフォーラムを終えて(2) 聞き手: |
では、今日のフォーラムの議論の中身についてはいかがでしたか。
やはり、今回のテーマである年金・社会保障・農業・財政というテーマは、僕たちが実施した有識者アンケートの中で、「政治が取り組むべき政策課題は何か」という問いに対する答えのうちの上位4位でした。つまり、政治に対するこれらの分野の課題解決への期待が強いと。それに対して民主党の皆さんもそれなりにさまざまな政策を検討しているのですが、ひとつ気になったのは、党としてのガバナンスがどうなっているのかということです。仮にも今回の参加者は次の内閣の大臣であり、政調会を通じて政策形成をしているのかと思ったのですが、しかし今日の民主党の参加者らの政策は、党の政策として集約されていないような印象を持ちました。つまり民主党の場合、党内で政策をまとめ上げることの大変さがわかってしまった。けれど、有権者から見れば政党なわけですから、政党は有権者に対してきちんとしたひとつの政策を提示し、実現していくという形で有権者との議論が始まるのであって、そこに関して、民主党だけではなく自民党もかもしれませんが、党の政策プロセスはどのようになっているのだろうかと疑問を持ちました。
それから、経済政策に関しては、やはり弱いなと。今回の言論NPOの評価委員は日本の経済学者の中でも第一人者がそろっており、対談を聞いていると経済政策的な掘り下げが少し弱いと感じました。特に成長政策については、政治が出来ることとしては数値を約束するというより成長のための基盤を作ることなのですが、民主党議員の発言に、そうした視点は見られませんでした。今非常に深刻化している財政再建、赤字の問題についてそれをどうやって解決していくか、納得できる明確なビジョンは提示されていなかったですね。これらに関して、今日のフォーラムの模様は皆さんに公開しますので、是非皆さん自身で判断してほしいと思います。
また、もちろんマーケットが機能しない社会的なゾーンがあるというのはわかるのですが、なんでも所得再分配のような議論になってしまうとよくない。評価委員の生源寺氏も言っていましたが、例えば農業の話にしても、農家の人達だけでなく消費者も農業問題に関心があるわけでね。それに対しても民主党はきちんと語らなければいけないんですが、やはり農村の特定の基盤に対する発言しかない。しかしその一方で、農業の未来を描いているわけでもない。こうした状況では、民主党は政権政党としての政策の掘り下げや展開が少し弱いのではないかという気はしましたね。
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マニフェストフォーラムを終えて(3) 聞き手: |
あと、僕は会場でのアンケートやウェブでのアンケートも見ていたのですが、今回の民主党の政策説明に関して納得できない人が意外に多い。しかし、なぜ皆がそう思ったかというと、ある面で言えば民主党議員の皆さんが私たちの質問に誠実に答えていたからなんですね。政治家という人たちは、よく発言をごまかします。しかし、今回出席してくれた民主党の方々は、有権者に政策をきちんと説明したいという意思がかなり強かった。そのこと自体が僕はすごくうれしかったんですね。アンケートで納得できないと答えた人たちも、おそらく怒って納得できないというよりは、ちゃんと説明してくれたんだけど、まだ納得できないという感じでしたので、こうしたフォーラム作りを継続して行っていきたいなと思いました。
このフォーラムでの議論もふまえ、僕たちは評価作業をこれから本格化させたいと思っています。
(文章は、動画の内容を一部編集したものです。)
2008年06月16日
工藤のアンケート分析 ―「日本の政治は信頼できるか」緊急アンケート
6/6~6/14の8日間にかけて緊急実施した 日本の政治に関する緊急アンケートについて、 工藤がアンケート結果を分析します。 アンケートの結果はこちらからご覧いただけます。 聞き手: |
今回言論NPOで実施した「日本の政治に関する緊急アンケート」の結果について、
工藤さんはどうお考えですか。
はい。@niftyと連動した新しい議論作りである「ミニ・ポピュラス」を指導するにあたって、私たちは緊急のアンケートを実施しました。学者や経済界の人々、メディアの人々など200名から回答をいただいたのですが、予想通りというか、ここまでひどいのかと思いました。ほとんどの人たちが、日本の政治は非常にまずいと思っているんですね。日本の政治が、いま日本が抱えている課題の解決に向けて全く取り組んでいない、先送りしているという回答が9割もありました。それだけでなく、人気取り、選挙のみを意識したポピュリズムの傾向が出てきていると。政治が有権者に対して、負担と受益の問題を語っていないという事実が結果に出ているんですね。
私が特に気になったのは、エコノミスト誌などの海外のメディアが、日本の「政治の失敗」が、日本の将来を非常に見えにくくしているといって、“JAPAIN”という言葉を作って特集をしていたことです。そこで、今回のアンケートで、「日本はこのまま世界から孤立してしまうのか」ということを聞いてみました。意見は分かれました。40%の有識者は、日本はこのままでは孤立すると思っている。一方で40%の人はまだ日本は可能性があると思っている。つまり、日本の政治状況が非常に厳しい中で、日本の将来に対しても皆さんが真剣に悩み始めている。これは非常に重要なことだと思います。私が思うのは、やはりどんなに厳しくても、日本の将来に向けて課題解決をしていくんだ、日本の将来に挑んでいくんだという意思がないとこの国はだめだと思うのですが、こうして海外メディアが日本批判をしているときに、「なにくそっ」という声が全くありませんでした。そういう状況は非常に残念だし、その結果がアンケートでもしっかり表れていました。
政権交代についても聞いてみたのですが、政権交代への期待はあるものの、民主党に対してはその空気は大きく動いていない。単なる二大政党でどっちがいいかではなくて、多くの有権者や有識者は政策を見ようとしているからだと思います。日本の将来に向けての激しい政策競争を期待しているのに、そのような競争が行われていないというのが、日本の政治にたいする認識を作っていると思います。
このアンケート結果は、私たちがこれから議論形成をしていく上で非常に示唆的でした。この結果をもとに、いま@niftyと連携して進めている「ミニ・ポピュラス」の中で、“誰が日本の政治を変えるのか”ということをテーマに議論していきたいと思います。
詳しい内容は、ぜひ私たち言論NPOのサイトでご覧ください。
ありがとうございました。
(文章は、動画の内容を一部編集したものです。)
@niftyとの連動企画、「ミニ・ポピュラス」が始動しました!
◆前半:どんな企画? 聞き手: |
「ミニ・ポピュラス」はこちらから
今日6/16から@niftyと連動した新しい企画が始まるということですが、どんな企画なのでしょうか。
「ミニ・ポピュラス」という名前の企画なのですが、これは市民が主体となる議論の場をインターネットで作ろうという企画です。言論NPOは今まで政策評価など様々なことをインターネットの場で行ってきましたが、それだけでなく、やはり参加型でいろんな人たちが参加や対話を行うところまで、言論NPOが責任を持って始めたいと思ったんですね。
僕たちはこの実験を、政策評価や政策提案まで広げていきたい。やはりいろいろな人たちが議論をして、議論の結果、何かを生み出していきたい。そのための真剣な議論の舞台を、今作ろうと思っています。
第一回目のテーマは、「誰がこの国の政治を変えるのか」ということですが、なぜこのテーマを選んだのですか。
年明けから考えていたのですが、やはり日本の政治の閉塞感が問題だと思います。外国人の友人とも話しているのですが、このままでは日本は世界から本当に取り残されてしまうと、そういうことを本気で思っている。やはり、このままの日本の政治でいいのかと思ったんですね。政治というのは、もともと私たちがきちんとそれに参加して、それに責任を持たなければいけないのですが、今の状況の政治は国会を見てもわかるように、選挙のための政治になってしまっている。本来なら、二大政党制が行われて政権交代が起こるというひとつの大きな転機、発展の部分にきたにもかかわらず、政治が昔のような形に戻ってしまった。この状況は、やはり直さなくてはならない。そこで、結局この状況を“誰が”直せばいいのかということを皆に考えてほしいと、そう思ったんです。
今回は、誰が日本の政治を変えるんだというテーマで、言論NPOでこれまで政策評価に参加していただいた3名に、まず口火を切ってもらおうと思っています。明石(康)さん(前国連事務次長)と、イェスパー・コールさん(前メリルリンチ日本証券株式会社 ・チーフエコノミスト)、斎藤誠さん(一橋大学大学院経済学研究科教授)、この3人が、いまの日本の政治をどう考えていけばいいかということを問題提起します。そして、それに向けて皆さんで議論をします。もちろん、私もその議論のコーディネートをずっとしていきます。必ず、この議論を日本の政治が変わるところまで持っていきたいと思っています。
政治は僕たちが作るものです。そして日本の未来も、僕たちが作るもの。こういう真面目な議論の舞台には…ちょっと参加しにくいなっていう人もいるかもしれませんが…皆さんと一緒に考えていきたいので、是非、私たちと一緒に参加して、一緒に議論を作りましょう。
ありがとうございました。
(文章は、動画の内容を一部編集したものです。)
2008年06月09日
@niftyとの連動企画が始まります!
| ◆ @niftyとの連動企画が始まります!
新たな議論作りを展開します。 聞き手: |
現在はきちんとした議論が最も不足している状況です。言論NPOはまさに日本の健全な議論作りのために生まれたNPOであり、議論がないときちんとした民主主義ができないと思ってきたのですが、今はあまりにもひどい。私たちも色々なマニフェストを評価して、政治をチェックして有権者に判断材料を提供しようと思っていたのですが、政治のほうに有権者との約束を軸に政治を動かそうという気持ちがあまりないということがはっきり見え始め、まずいと思いました。これは市民側が怒らなければいけない局面に来ていると。
私たちは怒るために議論をしているのではありませんが、今の社会にいることを自覚し、議論を開始することによって政治なり日本の将来なりにプレッシャーをかけないと、私たちはいつも課題解決から逃げて将来に伸ばしていくような政治と付き合わなければならなくなります。今必要なのは勇気であって、今ある課題を解決していくという気持ちを持ってそれに取り組む人たちが必要です。
そのためにも私たちは議論がしたいので、議論をどういう風に行えばいいかということになりますが、言論NPOのウェブサイトは議論といってもかなりハイクラスの人が発言しているだけでした。その発言を皆さんに見せるというのも一つだったのですが、それだけではダメです。言論NPOは議論をこれまで通りに提案しますが、それに対して色々な人たちが参加し議論を作っていくというプロセスに言論NPOが参加し責任を持とうと思い始めました。
そうしたところ、@niftyの人から「一緒にやってみよう」というがありましたので、私たちは現在、言論NPOの議論作りと@niftyのインターネットの力をドッキングさせて、日本の議論作りに本格的に取り組むということになったわけです。
一番議論したいのは受益と負担の問題です。日本で改革は何回も行われてきましたが、いつも重要なことを曖昧にしてきたんです。どんなサービスにも、そのサービスを受ける側の負担が伴いますが、「負担」という問題から政治はいつも逃げてきたんですね。埋蔵金など色々なことがあったかもしれないが、自分たちの挑戦については自己責任が問われるだろうし、サービスを求めるのであればそれに対して負担を考えなければいけないだろう。そういう局面が皆分かっているだろうに、政治はそれについてきちんとした議論を有権者に問いかけようとしていない。
この状況が非常にまずいと思っていますので、最終的に私は受益と負担をベースとした政策の議論により多くの人に参加して欲しいと考えています。しかし政策論議に入るその前に、まず政治を考えてみたいと思ったわけです。
私たちの非営利組織にも、海外の、外国人のメンバーも色々いて、「日本はもう殆ど世界から相手にされていない。」「孤立していると言うよりも取り残されてしまった」という人が多いのですね。「日本の中では色々議論していることがあるが、世界に問題がある時に誰がそれを決定できるのか。決定できるような政治家なりリーダーが、日本にいるのか」と言われるわけですね。まさに仰るとおりで、私たちが内向きの話をたくさんしている間に、本当はもっと解決しなければいけないことをどんどん先送りしてしまったために、自分たちのことで精一杯になってしまっているんです。
この状況の政治はあまりにもまずいと思っています。もう手遅れだと言う人も確かにいますが、私たちは今でも遅くないと思っているので、まず「政治を自分たちのものに取り戻す」というところから議論を開始したい。そのためにはまず今の政治の状況について皆に語って貰おうと思います。
そのために私は三人の有力な発言者を用意しますので、その人の提案について皆さんから議論をどんどん寄せてもらいたい。そして私は議論を絶えずチェックして、その議論に合わせて次々に言論NPOの持っている有力な発言者を投入します。双方向の議論をどんどんヒートアップさせていきたいと思っていますね。ただそれだけではなくて、私たちは適宜皆さんにアンケートをとったり、実際のフォーラムをやって直接皆さんと議論したりすることを考えています。そういうことをすることによって、まず政治にみんなが参加して、それから次に政策論争に早く入って欲しい。
政策も、私たちは評価をやっているので、その評価の素案を皆さんに公開します。皆さんには評価に対する色々言って貰い、その中で評価を完成させたいと思っています。つまり市民が参加することによって政治を評価する、将来に対する議論作りに参加する、そういう大きなムーヴメントをこの実験の中で作ってみたいと思っています。
一緒にやってみましょう。
2008年05月20日
第6回非営利組織評価研究会 を終えて
| ◆ 第6回非営利組織評価研究会 を終えて
( 5分31秒 ) |
2008年05月15日
新刊「中国人の日本人観 日本人の中国人観」のご紹介
過去3回実施した日中共同世論調査から浮かび上がった
両国民の相手国への理解や認識を、この本で明らかにしました。
ぜひご一読ください。
| ◆ 「中国人の日本人観 日本人の中国人観」 この本のみどころ ( 5分33秒 ) |
2007年12月28日
2007年の総括・後編 <"日本の政治と市民社会"編>
2008年の日本はどうあるべきか、言論NPOはどう展開していくべきか、
代表工藤が今年一年を総括します。
| ◆ 2007年の総括・後編 "日本の政治と市民社会"編 ( 7分56秒 ) ◆ 2008年の可能性は? ( 2分42秒 ) |
2007年の総括・前編 <"言論NPOの事業"編>
2007年は、日本の政治にとって、国民にとって、そして言論NPOにとってどんな年だったのか。
言論NPO代表工藤が語ります。
| ◆ 2007年の総括・前編 "言論NPOの事業"編 ( 6分27秒 ) ◆ 知事との対話について ( 3分57秒 ) |
2007年12月03日
言論NPOの近況 / 「改革」は終わったのか
北京東京フォーラムを終え、現在言論NPOが取り組んでいる新たな議論形成について、代表工藤が語ります。
| 「改革」は終わったのか ― 「壊す改革」から「組み立てる改革」へ ( 9分4秒 ) |
2007年09月01日
「第3回 北京-東京フォーラム」を終えて
| 「2007年 第3回 北京-東京フォーラム」を終えて
( 4分22秒 ) |
2007年08月19日
記者会見を終え、北京からご報告します
| 「2007年 日中共同世論調査」 記者会見 を終えて ( 5分38秒 ) |
2007年08月09日
2007年参議院選挙を総括する by 工藤泰志
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言論NPO代表工藤泰志が2007年参議院選挙を振り返って総括します。
| 前半:「参議院選挙を振り返って」 後半:「今後はどうなるのか」 (全 8分30秒) |
2007年06月10日
参院選を前にして
参院選告示を7月5日に控えて、言論NPO工藤からのメッセージ。各党の評価作業とそして、選挙後の展望を語ります。
2007年06月03日
10人の知事に会ってきて
山形、新潟、福岡、佐賀・・・。言論NPOの代表工藤が、10人の知事に会ってきました。
元三重県知事の北川さんとの違いについて、辛らつな意見も。
2007年05月14日
言論ブックレット 「美しい国」とは何か?
安倍首相が提唱する、美しい国という言葉について、各界の識者が語る、言論ブックレッ ト第5弾。
2007年05月08日
踊り場にきたマニフェスト
マニフェストが解禁された初めての統一地方選。そこで見られたマニフェストは、単なるスローガンに成り下がったものが散見された。マニフェストを本来の意味に戻すために何が必要なのか?言論NPO代表の工藤に肉薄します。
2007年05月02日
春の統一地方選を振り返って
マニフェストのチラシ配布が解禁になったのに、マニフェスト選挙にならなかった?その理由を言論NPO代表の工藤が語ります。
2007年04月16日
言論ブックレット 美しい国とはなにか
近日発売となる言論ブックレット「美しい国とはなにか」について言論NPOの代表工藤が語ります。
2007年04月09日
知事との対話
現在、全国の知事と対話するために、日本中を駆け回っている、工藤。その裏話と、統一地方選の行方。最後のほうには、東京都知事選の石原さんについてもポロリと。
- 前編 -
- 後編 -
2007年03月14日
竹中平蔵氏との対話の感想
竹中平蔵元大臣との対話の感想を、言論NPOの工藤が語ります。
2007年03月08日
言論ブログ新刊本「安倍政権の100日評価 」について その3
本の後半にある質問「小泉総理は「自民党をぶっ壊す」と宣言して自民党総裁に就任しました。あなたは、安倍政権の100日を見て、どんなことをめざす政権か分かりましたか?」という質問に言論NPOの工藤が答えます。
2007年03月06日
言論ブログ新刊本「安倍政権の100日評価 」について その2
本の後半にある2つの質問のうち、まずは「 安倍政権は誕生後100日を迎えます。現在まで の安倍政権は、あなたが発足時に抱いていた 期待と比べてどうでしたか?」という問いに、言 論NPO代表の工藤が答えます。
2007年03月03日
言論ブログ新刊本「安倍政権の100日評価 」について
言論NPO代表工藤が、「安倍政権の100日評 価」の企画趣旨について語ります。
2007年02月14日
言論NPOブログリニューアルについて
より一層の読者参加型を目指した、サイト作り。そこにこめた思いをとうとうと語ります。
2007年02月10日
そのまんま東知事、マニフェスト、そして統一地方選の展望
言論NPO代表工藤が、宮崎知事選とマニフェスト、そして統一地方選の展望について語ります。
2007年02月05日
2007年、今年の抱負
やせる?というのは、おいといて、言論NPO代表工藤の2007年の目標について語ります。
2006年12月24日
ブックレット紹介 その3 メディアの責任
日中問題におけるメディアの責任に肉迫します。
認定特定非営利活動法人 言論NPO
2006年12月21日
ブックレット紹介 その2 国と地方
国と地方の関係の議論に一石を投じる。すでに品薄状態の一冊です。
認定特定非営利活動法人 言論NPO
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2006年12月20日
ブックレット紹介 その1 日中対話
2006年の8月の東京フォーラムの安倍晋三、中川秀直、王毅、趙啓正らのスピーチを公開。
認定特定非営利活動法人 言論NPO
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2006年12月17日
ブックレットの出版について
言論ブログブックレット『国と地方』『日中対話』『メディアの責任』が完成しました。その出版についての工藤の思いです。
2006年11月19日
福島県前知事逮捕など、地方の問題について
地方についての問題点、特に多選問題について語ります
2006年11月12日
日米安全保障条約と日米同盟
現在混乱のある日米安全保障条約と日米同盟の違いについて解説
2006年11月01日
北朝鮮の核実験について
まず起きた時にどう思ったか、現状認識も交えて。
2006年10月12日
最近の興味 特に地方についての心配
最近思うこと。に工藤懸案の地方について。
安倍政権発足について
安倍政権が発足して、工藤の感想などをお聞きしました。工藤の安倍政権の評価は、以外にも・・・。
2006年09月13日
自民党総裁選について
自民党総裁選。すでに決まっているような盛り上がりに欠けた部分もありますが、総裁選、そしてその後について、工藤からお聞きしてきました。
2006年09月11日
日中フォーラムの感想と今後の抱負
日中フォーラムを終えて、1ヶ月。忌憚のない感想を工藤からお聞きしてきました。
2006年08月04日
8月3日 レセプション後の工藤
レセプション後の少々興奮気味の工藤。充実感が伝わってきます。
2006年08月03日
8月2日 夕食会後の工藤
夕食後の工藤の様子です。合言葉は、ほんのちょっとの勇気!
2006年07月30日
日中フォーラム直前
言論NPO代表の工藤が、いよいよ直前に迫った、8月2日から4日まで開催される「日中フォーラム」について語ります。(6:26)(聞き手:青山直美)
2006年07月28日
言論NPO自身の自己評価
言論NPO代表の工藤が、言論NPOによる自己評価を発表した経緯を語ります。(09:17)(聞き手:青山直美)
2006年07月06日
日中フォーラム記者会見を終えて
言論NPOの代表工藤が、日中フォーラム共同記者会見とちょっぴりワールドカップの話題など。(6:33)(聞き手:青山直美)
2006年06月28日
メディア評価ブログについて
言論NPOの代表工藤が、メディア評価ブログについて語ります。(9:54)(聞き手:青山直美)
再生にはQuick Time Player が必要です。
こちらでダウンロード(無償)してください。
2006年06月02日
国と地方について
言論NPOの代表工藤が、国と地方について語ります。(6:35)(聞き手:青山直美)
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2006年05月02日
メディア評価ブログについての思い
言論NPOの代表工藤が、現在準備中のメディア評価ブログについて語ります。(聞き手:青山直美)
メディア評価ブログについて(5分51秒)
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2006年04月24日
言論ブログについて
言論NPOの代表工藤が、言論ブログについて語ります。(聞き手:青山直美)
言論ブログについて(3分56秒)
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2006年03月27日
中国から帰国して その3
言論NPOの代表工藤が、最近の日本の政局に対するフラストレーションを語ります。(聞き手:青山直美)
中国から帰国して その3(7分05秒)
中国から帰国して その2
言論NPOの代表工藤が、中国で感じたフォーラムへのますますの意義、北京であった方々の素顔などを語ります。アジアとしての日本が強く意識された内容となっています。。(聞き手:青山直美)
中国から帰国して その2(6分28秒)
2006年03月21日
中国から帰国して その1
言論NPOの代表工藤が、8月に行われる北京ー東京フォーラムの準備のために北京に行って参りました。準備の進捗具合や、意義についてかたります。(聞き手:青山直美)
中国から帰国して その1(3分10秒)


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